JR東海が新車「315系」電車を2020年中に開発開始 211系、213系、311系は引退で同社から国鉄車両が消滅へ

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JR東海「315系」 2020年中に開発へ

共同通信社の報道によると、JR東海が在来線用の新車「315系」を2020年中に開発をはじめる計画であることがわかりました。在来線用一般型としては1999年の313系以来の新形式となります。また、これによりいわゆる国鉄型車両である211系、213系、JR発足直後の設計である311系が置き換えられ、同社から国鉄型が完全に消滅する見込みです。

なお、報道が12月31日ということもあり、JR東海からの公式発表はありません。投入時期、スタイル、性能などについても、報道では触れられていませんので、それらは続報を待つことになります。

飯田線で使用される213系
wikipediaより

もともと211系は、113系の置き換え用として1985年(昭和60年)から関東地区への投入が始まりましたが、東海地区へは、1986年(昭和61年)改正で快速の増発に伴い、不足する車両として4連2本が投入、国鉄時代に製造されたのはこの2編成だけで、残りは1988年(昭和63年)~1991年にかけ234両が製造されました。

213系は、岡山地区用として1986年(昭和61年)に登場、主に快速『マリンライナー』などで使用されていました。民営化後、関西本線名古屋地区の輸送改善に当たり、最短2両編成で運用が可能なことから、1989年~1991年にかけて28両が追加製造されました。

置き換え対象の311系
wikipediaより

また311系は、民営化直後の1989年~1990年にかけて、東海道本線名古屋地区の快速増発用として製造され、4連15本の60両が在籍しています。

報道によれば、JR東海はあらたに設計を進める新型車両315系を投入、在籍する211系、213系、311系を置き換えるとしています。JR東海としては、313系以来21年ぶりの一般型電車の新形式となります。JR東海では、すでに特急型や気動車では自社製造車両に統一されていますが、これにより、JR東海から国鉄設計の車両が完全に姿を消すことになります。

311系もJR発足直後の投入で、車齢は既に30年が経過、今回置き換えの対象となるようです。同時期に投入されたJR西日本の221系がリニューアルを受けながら使用されている状況を考えると、会社規模の割に在来線車両数の少ないJR東海の特徴がよく表れていますね。

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