山形新幹線に新型車両投入 福島駅の配線も変更で所要時間短縮へ

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東北・山形新幹線 改良で高速化&所要時間短縮を目指す

各種報道によると、JR東日本が山形新幹線の改良を予定していることがわかりました。2023年ごろをめどに、最高速度300㎞/hの新型車両を投入してスピードアップを行うと同時に、福島駅の配線を見直すことで所要時間の短縮を目指します。東北新幹線系統では、2031年度の北海道新幹線全線開業へ向けてE956系『アルファ・エックス』を使用して高速化試験が続けられており、さらなる高速化が予定されています。

山形新幹線『つばさ』は、現在E3系によって最高速度275㎞/h(在来線区間は130㎞/h)で運行され、東京―山形を2時間半程度で結んでいます。今回投入される車両は、秋田新幹線のE6系をベースとしながら、全面デザインは変更される見込みです。また、新幹線区間の最高速度は300㎞/hとなる予定です。

福島駅で分岐する東北新幹線(画面上)と山形新幹線(画面左) 画面下が福島駅
wikipediaより

これと合わせ、福島駅の配線を見直すことで、東北新幹線と山形新幹線の平面交差を解消する改良工事を行うことがわかりました。東北新幹線~山形新幹線の直通は、上下列車とも下り線側にある福島駅14番線に限られていて、、併結相手となる東北新幹線系統の上り列車は、福島駅の前後で2回も下り線を横切って転線しています。このため、直通列車の存在がネックとなりダイヤ上の障害になっていることから、新たに連絡線を建設し平面交差を解消するもので、すでに用地獲得作業を開始しています。車両、設備の改良で、将来的には所要時間の短縮を見込んでいます。

東北新幹線で併結運転を行うE3系『つばさ』
wikipediaより

「新幹線」ではない山形新幹線

山形新幹線は、奥羽本線のうち東北新幹線と接続する福島から新庄まで(当初は山形まで)を結ぶ路線の愛称です。新幹線の文字がついていますが、法律上は在来線で、正しくは奥羽本線の一部区間です。

1992年に山形県で国体が開かれることから、それに間に合うよう「在来線の改良」という名目で工事が進められました。奥羽本線の一部を線路幅1067㎜から1435㎜へと変更、 新幹線と在来線を直通させようという初めての試みでした。新幹線と在来線では、線路幅以外にも車両幅、長さなど規格の違いが大きく、小さい在来線規格の車両を新幹線に乗り入れることで解決されました。このような経緯から当初は文字通り「ミニ新幹線」と呼ばれることもありました。

なお、法律上新幹線とは「 その主たる区間を列車が200km/h以上の高速度で走行できる幹線鉄道 」とされており、したがって山形新幹線は「新幹線」の愛称がついているものの新幹線とはみなされません。法律上は在来線となるので、踏切の存在が認められる反面、最高速度から600m以内に停止できなければならないなど、在来線と同じ制約を受けています(在来線区間の最高速度が130㎞/hなのはこうした理由です)。

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