フランスTGVが脱線事故 20人以上負傷 過去にも死亡事故が発生

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TGVが脱線 時速270km/hで走行中か

各種報道によると、3月5日7時40分頃(日本時間15時40分頃)、フランス北東部のストラスブールからパリに向かっていたフランス高速列車TGVが脱線、負傷者20名以上が発生しました。

情報を整理すると、この列車はストラスブール駅7時19分発のTGV2350列車で、終点のパリ東駅には9時5分の到着予定でした。事故が起きたのはストラスブール駅出発後20分程度、距離にして約30kmの地点で、写真で見る限り先頭車両が線路から逸脱、後続車両も車列が波打ち立っている様子が確認できます。当時348人の乗客があり、このうち20名または21名が負傷、これとは別に運転士がヘリコプターで搬送されたとの情報があります。

報道によれば、事故当時列車は約270km/hで走行中で、現場付近で急ブレーキかかかったものの事故は防げなかったということです。線路の築堤が崩れていたとの情報もありますが、詳しい事故原因はわかっていません。

ヨーロッパの高速鉄道では、先日もイタリアで高速鉄道フレッチェロッサが脱線、死者2名を出す事故が発生しています。

意外に? 事故の多いフランスTGV

日本やドイツと並んで、世界の高速鉄道をリードするフランスTGVですが、日本ではあまり報道されないものの、死亡事故も過去に発生しています。

もちろん、完全に在来線から独立して線路が敷設されている日本の新幹線とは違い、TGVは区間によっては在来線区間も走行するため、列車側に責任のない踏切事故なども含まれ、実際事故のほとんどは在来線区間で発生しています。

一方で新幹線区間(フランスではLGVと呼ばれます)に限っても、負傷者が発生する事故が2件の他、最も大きな事故としては、死者11名を出したエックヴェルスハイム脱線事故が有名です。

エックヴェルスハイム脱線事故で運河に転落したTGV車両
Wikipediaより

これは、2015年11月14日15時頃、今回の事故同様ストラスブール近郊で、技術者や未成年を含む53名の関係者を乗せて未開業区間で新型車両のテストを行っていたところ、カーブ区間で脱線したのもです。先頭車両は運河の欄干に衝突して火災が発生、後続の全車両も連結器が外れ線路から逸脱しました。特に最後尾車両は運河に転落、この結果乗車していた技術者10名と、事故に巻き込まれた通行人1名の11名が死亡、42名が負傷しました。

事故後直ちに事故原因の調査が行われ、当時は線路の施工ミスや果てはテロ説も考えられましたが、ブレーキ操作の遅れにより時速176km/hで通過するはずのカーブを265km/hで走行したためと結論付けられました。事故当時、運転室内に10名を超える人がいたことも分かっており、こうした状況が操作を遅らせたのではないか、とされています。

ともあれ、この事故は単なるTGVの事故としてだけでなく、TGVにより無関係な死者を出した最初の事故ともなっています。

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