JR西日本が小浜線の大幅減便を検討 コロナ禍による利用減で

社会
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JR西日本が小浜線の大幅減便を検討 9月から運行本数はほぼ半減の可能性

JR西日本が、2021年秋にも主に福井県内を走る小浜線で大幅な減便を検討していることがわかりました。コロナ禍で利用が低迷していることがその理由で、既に4月下旬には沿線自治体へ打診があったということです。まだ決定事項ではないとのことですが、JR西日本は6月にも今後の在り方を含めて案を取りまとめる予定ということです。

報道によれば、2018年の小浜線の利用者は1日あたり約3800人で、2002年と比べ約3割減少となっています。2020年度は、コロナ禍でJR西日本全体の利用が落ち込み、過去最大の約2300億円の赤字となる見通しで、JR西日本は2021年2月に赤字ローカル線について廃止を含めてあり方について検討したいとしていました。

今回判明した小浜線のケースでは、早ければ9月にもダイヤ改正を行ない、敦賀-小浜の上下30本のうち14本、小浜-東舞鶴の上下26本のうち15本が減便となる見込みで、このまま実現すれば小浜線の運行本数はほぼ半減することとなります。

北陸新幹線延伸を控え、沿線自治体は運行維持を申し入れへ

これに対して、福井県と沿線の6市町は、近くJR西日本に対して運行本数の維持を申し入れる予定であることが伝えられています。

福井県嶺南地域では、2024年の北陸新幹線敦賀延伸を控え、その開業効果を最大限に発揮するため小浜線の増便を含めた交通体系の整備が進められる予定でした。

ただ、今回の案はまだ検討段階であり、6月にもJRと沿線自治体との間にで具体的な協議が始まる見込みです。

JR西日本にアフターコロナの戦略はあるのか?

小浜線沿線は原発が多数立地するという特殊な環境にもかかわらず、その電力は大半が京阪神へ送電され地元の鉄道がその恩恵にあずかっていないという声に応え、2003年に全線が電化された 事業費101億円のうち、沿線自治体が44億円を負担し、残る57億円は原発関連企業の寄付で実現した ほぼ専属的に使用される125系14両のうち、6両分の導入費用は福井県・滋賀県(当初は湖西線や北陸本線の運用もあった)が負担している JR西日本にとっては至れり尽くせりの内容で、ここまで手助けしてもらいながら儲からないから減便などというのはどのような神経で言い出せるのかと思ってしまう 「運行してやっている」という国鉄譲りのお役所体質は30年以上たっても消えないようだ
Wikipediaより

この減便がコロナ禍による一過性のものなのか、恒久的なものなのかは、今回の報道では分かりません。

しかし、1度減便すれば利用者のさらなる減少を招くのは必須で、いずれ路線の存続にかかわることは疑いありません。このコロナ禍で人々の生活様式や意識はすっかり変わってしまい、多くの企業ご遠くに出かけられない分地元の利用を取り込む努力をしていますが、JR西日本にはそんな意思はないようです。地域や地元をないがしろにする企業は、アフターコロナを生き抜けないとも言われていますが、JR西日本はどういう企業戦略を描いているのでしょうか。

アフターコロナはもうすぐそこです。長距離客は激減し頼みの新幹線は大打撃、京阪神も人々の出控えで閑古鳥が鳴く始末です。コロナ前と同じ社会は訪れない、と言われています。その時、地域地域を大事にしないJRに生き残ることができるのか、実に興味深いところです。

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