新型コロナの鉄道界への影響続く 北海道では減便計画も検討へ

社会
スポンサーリンク

アマゾン タイムセール

人気の商品が毎日登場。

タイムセール実施中

スポンサーリンク

アマゾン タイムセール

人気の商品が毎日登場。

タイムセール実施中

JR東日本 2月の運輸収入は前年比110億円の減収見込み

世界中に影響が出つつある新型コロナウィルスですが、日本の鉄道界においてもイベントや行事の駐車場、臨時列車の運行中止など、様々な影響が出ています。

これまでは、影響が出るのは主に臨時で行われるイベントやサービスが中心で、東海道新幹線700系引退列車が運休になったこともみなさんご存じかと思います。しかし、日常の利用にもその影響がはっきりと出るようになり、通常ダイヤの減便も検討が始まったようです。

JR東日本は、2月の運輸収入が昨年比110億円の減収であったことを明らかにしました。新幹線の利用客数が1割減少、インバウンドや海外旅行の減少で『 成田エクスプレス』は3割の減少となりました。最終週だけに限ると、それぞれ2割減、5割減と、後半ほど影響が顕著になっています。首都圏では、東京ディズニーリゾートの休園を受け、舞浜駅の利用客数が最終週の週末に普段の7割減となった他、東京駅で同5割近く、新宿駅でも同3割減少となるなど、軒並み減少しています。この他、ラッシュ時の山手線で利用客数が1~2割減少して混雑が緩和された状態が続き、列車の遅延回数も減少傾向にあるとのことこです。ただし、例年この時期は1年の中でもラッシュの混雑が一番軽い時期であるため、これがコロナウイルスの影響なのかは断定できないとしています。

首都圏以外でも、JR西日本によると京阪神地区で普段のラッシュより混雑は少なめだということです。

JR東日本によると、3月の新幹線指定席予約状況は昨年の5割にとどまっており、今後もより強い影響が出るものと予想されます。

緊急事態宣言の北海道 特急の利用客は7割減少 定期ダイヤ削減の可能性も

一方、非常事態宣言の出された北海道では影響がさらに深刻です。

JR北海道は、2月の利用者数について、北海道新幹線が前年比15%減、在来線特急列車が同30%の減少であったと発表しました。札幌圏と新千歳空港を結ぶ快速『エアポート』も同10%減少となり、道内の需要だけではなく航空機を利用して北海道外からの需要も落ち込んでいることが分かります。特に非常事態宣言の出された最終の週末に限ると、特急列車は主要区間において前年同期比70%減、快速『エアポート』は同50%減、北海道新幹線は同65%減と、大きく落ち込みました。

今後も終息の見通しは立っておらず、旅客の減少もいつまで続くかわからない状態が続くことから、JR北海道では、感染拡大には最大限協力するものの、運行にかかる経費を抑えるために減便ダイヤの検討を始めたことを明らかにしました。具体的な本数や区間については言及されていませんが、同時に発表された2019年度12月までの区間別収支では、札幌圏を含め全路線で赤字に転落したことから、影響が長引けば今後の経営再建にも大きな影響を及ぼしそうです。

タイトルとURLをコピーしました