「鉄道ジャーナル」が2025年6月号をもって休刊
鉄道雑誌として老舗の「鉄道ジャーナル」が休刊することがわかりました。
これは、2025年1月21日発行の「2025年3月号」誌面上で述べられたもので、2025年4月発行予定の「2025年6月号」が最後となります。
今後もWeb媒体への移行などは予定されておらず、創刊以来58年の歴史に幕を下ろすことになります。
業界第2位の13万部を発行するも、「現状を取り巻く出版状況の厳しさも一因」とコメント
「鉄道ジャーナル」は、株式会社鉄道ジャーナル社が企画・編集し、成美堂出版社が出版する、月刊の鉄道雑誌です。
その創刊は1967年(昭和42年)で、当初は季節雑誌として出版され、同年に発行された3号から月刊誌となりました。
鉄道ジャーナル社によれば、発行部数は約13万部で、鉄道雑誌としては交友社が発行する「鉄道ファン」の21万部に続く第2位となっています。
「車両」や「撮影」といった側面ではなく、社会的な切り口から見た記事を掲載することでも知られ、他の趣味誌とは一線を画した内容で、多くのファンを獲得していました。
2010年に、創業者でもあった当時の社長交代をきっかけとして、出版を成美堂出版へと譲渡し、同時に鉄道ジャーナル社が成美堂出版の傘下となりました。このころからWebの台頭などで、長年同社から発行されてきた「旅と鉄道」が休刊(後に出版社を変えて継続)となっていました。
2020年には、ネコ・パブリッシング社から発行されていた「レイル・マガジン」が月刊誌から2か月おきの発行となり、2022年には「紙とウェブのスピードにギャップがあり、紙媒体では情報のニーズに応えるのが難しくなったこと」を理由に定期刊行としては休刊。こちらも39年の歴史に幕を閉じていました。
今回の休刊について、鉄道ジャーナル社は取材に対して「現状を取り巻く出版状況の厳しさも一因」としており、Webの浸透でやはり書籍がかなり苦戦している様子がうかがえます。
SNS上では、休刊を惜しむ声が上がっている一方、Webの台頭で買う機会が減った、昔のようなクオリティが感じられない、といった声や、最近の鉄道業界自体に話題や魅力が乏しい、といった意見が上がっているようです。

