60年前、米国人「撮り鉄」がオリンピック前の東京・日本を写したカラー写真集 懐かしのあの頃の東京の光景がたくさん

光文社新書から、「続・秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本」が12月17日に発売されました。前作の「 秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本 」から1年余り、公表により続編が完成しました。

著者の J・ウォーリー・ヒギンズ 氏は、1927年生まれのアメリカ人で、現在は日本在住の元軍人、鉄道写真家です。空軍軍人だった氏は、終戦時に駐留アメリカ軍軍属として来日、国鉄顧問などを勤めた後、アメリカ空軍に勤務し日本国籍も取得しました。来日当初から、当時としては非常に高価であったカラーフィルムで日本各地の鉄道写真を撮影していたことで知られ、写真といえばモノクロであった当時の写真の中で貴重なカラー写真をたくさん残しており、その枚数は6000枚とも言われています。

前作では、東京オリンピック前という激変の時代、東京を中心に地方の鉄道に至るまで382枚の写真が掲載されていましたが、続編となる今回は前作をしのぐ544枚の写真が公開されています。

2020東京オリンピックを控え、姿を変えていく東京や日本ですが、60年前も同じ光景が繰り広げられていたんですね。カラー写真だと、実際にその光景が存在したことがリアルに伝わります。年配の方には懐かしい光景、若い人にはぎゃくん新鮮な光景が伝わってくることでしょう。

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