鳥取県が撮り鉄マナーアップ運動 行政と鉄道会社が連携
いわゆる一部の「撮り鉄」による迷惑行為が多発していることを受けて、鳥取県は「鳥鐵(とりてつ)みんなでマナーアップ運動!」を展開しています。
『やくも』から381系が引退することを受け、鳥取県内の伯備線でも、定番の「お立ち台」を中心に連日多数の撮影者が訪れている模様です。しかし、違法駐車や私有地に無断で立ち入るなどの行為で沿線から苦情が相次いでいるのも現状のようで、JR西日本は撮影マナーについての注意喚起を行っていました。
こうした中、撮り鉄と思われる一部の人物が停車中の車両に抱き着いている写真が拡散されたり、275系の運行初日にはやはり撮影者とみられる人物の線路内立ち入りでダイヤが乱れたりするなど、警察が介入する事案も発生。このため、鳥取県や沿線自治体、鳥取県警察と、鳥取県内を走るJR西日本、若桜鉄道、智頭鉄道が「「鉄の道」マナーアップ協議会」を立ち上げることとなりました。
撮り鉄マナーアップ運動 その内容は? 当たり前すぎて恥ずかしい
協議会では、「一人ひとりがマナーを守り、誰もが安全に楽しく撮影する環境を整える」ため、「鉄道写真愛好者のルールとして「鉄則」」を定めて公開しています。
- 第1条 立入禁止の場所や私有地へは入らず、良識に従って行動しましょう
- 住居敷地内や田畑へ勝手に入っていませんか。ダメ!樹木の無断伐採
- 第2条 地元のおすすめスポットなど安全な場所で、ルールに従って撮影しましょう
- 線路脇や閉まっている踏切内、ホームの黄色い線の外側はぜったいに控えてください
- 第3条 他の撮影者と譲り合って気持ちよく撮りましょう
- みんながベストショットに出会うため、お互い気持ちよく撮影できる環境づくりを
- 第4条 鉄道会社や地域と連帯して、大切な鉄路と風景を守りましょう
- ゴミを持ち帰り美しい環境を守り、農繁期など地域の暮らしにご配慮を
- 第5条 列車はもちろん観光や食など地域の魅力も満喫しましょう
- 観光地やおいしい食も味わって、思い出とお土産を持ち帰りましょう
圧倒的多数の良識ある鉄道ファンからすれば、どれもこれも当たり前の内容で、こんなことをわざわざ書かれてしまうこと自体が非常に恥ずかしい話なのですが、こんな簡単なことを守れない人物がいることも現実です。
また、マナーアップを呼び掛ける一方で、鳥取県では「マナーを守って積極的に訪れてほしい」とし、お立ち台に近い場所では撮影者用の駐車場を設けるなど、地域や撮影者との共存を図る方法が模索されています。

