2021年8月 西日本を中心に大雨で運休続く
2021年8月12日ごろから今日8月15日現在にかけて、九州や中国地方を中心に激しい雨が続いています。
このため、この地域を走る鉄道にも大きな影響が出ており、長期にわたって運休している路線も出ているようです。
2021年8月15日8時現在、JR九州では運行しているのは
- 九州新幹線全線
- 山陽本線 下関ー鹿児島本線 南福岡
- 日豊本線 柳ヶ浦ー佐伯 延岡ー南宮崎
- 豊肥本線 豊後竹田ー大分
- 篠栗線:篠栗ー博多
のみで、九州新幹線以外はいずれも本数を減らしての運転となっています。
また、JR西日本でも山陽本線糸崎以西の広島・山口エリアでは全列車が終日運休となっているのを始め、岡山地区や山陰地区、そして京阪神地区など幅広いエリアで運転見合わせとなっています。
JR西日本によれば、広島・山口地区では降り続く雨の影響で、復旧のための線路設備の点検にも取り掛かれないということで、しばらく影響が続きそうです。
この他、錦川鉄道や松浦鉄道、平成筑豊鉄道、西鉄線でも運休が続いています。一時運転見合わせとなった広島電鉄は、8月15日始発より通常運転を再会しています。
また、山陽本線の不通により貨物列車にも影響が出ており、同様に2021年8月15日8時現在、以下の列車が運転抑止となっています。
- 8月12日東京貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行き 1051~1053列車(広島貨物ターミナル停車中)
- 8月13日東京貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行き 1055列車(広島貨物ターミナル停車中)
- 8月13日福岡貨物ターミナル発東京貨物ターミナル行き 1050列車(西条駅停車中)
この他、8月13日以降に出発する東海道・山陽本線系統の上下8本について運休が発表されています。
現在のところ、施設の大きな被害については発表されていませんが、各種報道によると佐賀県内では広範囲に市街地が浸水している様子が見てとれます。
また、大雨で調査ができていない区間も多いと思われることから、今後長期運休となる路線・区間が出てくる可能性もあります。
幸いなことにお盆期間で、さらに今年はコロナウィルス感染拡大の影響で自宅にいる人も多いと思われることから、最小限の混乱で済んでいる印象ですが、平日ダイヤに戻る16日または17日以降までには復旧が急がれます。