駅の「伝言板」が今風にデジタルで復活 JR東日本で首都圏4駅に設置

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駅の「伝言板」が今風にデジタルで復活

首都圏のJR4駅で、昔懐かしい「駅の伝言板」が復活しました。

とは言っても、昔ながらの黒板とチョークではなく、デジタルサイネージに表示されるというもので、その名も「街あわせくん」。

設置したJR東日本のグループ会社であるジェイアール東日本企画によると、この「街あわせくん」は「駅に設置する誰でも利用可能な、新たなコミュニケーション・広告のためのメディア」で、

  • 無料でメッセージを投稿できる伝言板機能
  • 有料で画像・動画が出稿できる広告機能

の2つの機能を持っています。

具体的には、スマホやパソコンからWeb経由でだれでもメッセージが投稿できるほか、デジタルサイネージの特性を生かして従来は週単位であった広告を1日単位で表示することで広告費用が抑えられ、さらに専門の業者に頼まなくてもスマホで編集した広告をそのまま表示させることも可能です。

当面は錦糸町、亀戸、小岩、市川の4駅(上記Twitterでは5駅となっていますが、公式のニュースリリースでは4駅となっています)に設置され、利用状況を見ながら他の駅にも拡大していく予定ということです。

表示されない場合: 「街あわせくん」で駅の伝言板が復活します!!

なお、投稿はこちらから行えます。

かつては利用機会も多かった 駅の伝言板

今の若い人たちには、駅の伝言板といってもピンとこないでしょうが、筆者の記憶の限りでは2000年ごろまでは駅では必ずと言っていいほど見かけたものでした。

一般的なものとしては、「伝言板」と書かれ白い線で行が区切られた黒板とチョークが設置され、急な予定変更などが起きた場合に、後から来る人に「〇〇にて待つ 太郎」「花子へ 先に行く」などと書いて知らせていました。

名古屋市営地下鉄の池下駅に設置されていた伝言板 かつては利用機会も多く、どこの駅の伝言板も記入でにぎやかだったが、2005年ごろの撮影で、すでに携帯電話が普及していたこともあり、あまり活用されていないようだ Wikipediaより

駅に設置された伝言板の場合、記入時刻を書く欄がある場合もあり、「記入後6時間」や「終電後」といった期限が設けられて、「期限経過後は消します」と書かれているものがほとんどでした。

現在のように携帯電話がなかった時代、家を出てしまうと連絡の取り様がなかったことから、伝言板の需要は高いのもので、明治時代にはすでに存在したという記録もあるようです。

そういえば、あの漫画「シティハンター」でも、連絡の手段として新宿駅西口の伝言板が使われていましたね。伝言板に残された「xyz」のメッセージが依頼を示す暗号という設定でしたが、伝言板が撤去された後はどうなっているんだろう…、と思っていたら、2019年の最新作ではアプリ掲示板が使われていました。やっぱり変わるもんなんですね…。

2000年代以降は携帯電話の普及が進み、外出先でも個人同士で連絡を取ることが容易になったため、伝言板が使用される機会も激減。これに伴って落書きやいたずら書きが目立つようになったこともあり、次第に姿を消していくこととなりました。

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