留萌本線 2026年に全線廃止で合意 石狩沼田―留萌は2023年3月で廃止

スポンサーリンク

アマゾン タイムセール

人気の商品が毎日登場。

タイムセール実施中

スポンサーリンク

アマゾン タイムセール

人気の商品が毎日登場。

タイムセール実施中

留萌本線の廃止に沿線自治体が合意

JR北海道が廃止・バス転換を提案していた留萌本線深川―留萌について、2022年8月30日に沿線自治体が会合を開き、石狩沼田―留萌を2023年3月で、深川―石狩沼田を2026年3月で廃止することに合意、署名しました。

存続問題に揺れた留萌本線は、全線廃止という形で決着がつくことになりました。

JR北海道の「単独では維持困難路線」に 収入5,500万円に対し経費が7億円

留萌本線は、深川―留萌を結ぶ50.1㎞の路線で、かつては留萌からさらに増毛までを結ぶ路線でした。また、国鉄時代には留萌から羽幌線が分岐し、急行『るもい』『はぼろ』『ましけ』などが運行され、羽幌線沿線で算出された石炭や沿線の魚介類の輸送で賑わう文字通りの「本線」でしたが、沿線産業の衰退と過疎化、さらには道路整備により、近年は1日数往復が運行されるだけのローカル線となっていました。

羽幌線は1987年3月末で廃線となり、2016年12月には留萌本線のうち特に利用の少ない留萌―増毛が廃止。同じ2016年にはJR北海道が「単独では維持困難な線区」の一つとして深川―留萌を挙げ、存続についての協議が続けられていました(「どうなる留萌本線 全線廃止か部分存続か 存続問題で瀬戸際続く」もよろしければご覧ください)。

JR北海道のデータによれば、2015年度の収入が5,500万円に対し、営業費用は7億3,800万円で、営業係数は1,342となっていました。これらに加え、建造物が老朽化し、維持のために今後20年で30億円程度の投資が必要とされていました。

全線廃止で合意した留萌本線 2020年には、深川留萌自動車道も開通、冬季には鉄道が長期運休となることも珍しくなくなった Wikipediaより

JR北海道は、当初は2020年度にも廃止する意向を示していましたが、沿線自治体の足並みがそろわないことから結論は先送りとなり、比較的利用の多い深川―石狩沼田の存続を目指す動きもありました。

しかしJR北海道は、留萌本線存続問題を早期に解決するため、部分存続にかかわる費用を負担することで2022年7月に改めて石狩沼田―留萌を2023年3月に、深川―石狩沼田を2026年3月で廃止とすることを提案していました。

今回の協議では、すでに廃線で合意していた留萌市の他、部分存続を目指していた沼田町、秩父別町、深川市も廃止に合意、全線廃止が確定しました。

タイトルとURLをコピーしました