新潟地区の115系が定期運用終了 公式ページからも削除
2022年3月のダイヤ改正で、新潟地区の115系の定期運用が終了したことが話題となっています。
改正前までは3連×7編成の21両が在籍し、全編成が異なる塗装という状態で活躍していましたが、E129系の増備により、2022年改正で全編成が定期運用から離脱した模様です。
ファンによる混乱を避けるためか、引退に関する事前の広報はありませんでしたが、改正前日となる2022年3月11日付の地元新聞でラストランとなったことが報じられている他、JR東日本公式サイトの「列車カタログ」からも115系が削除されていることなどから、事実上の引退宣言のようです。
新潟地区ではこの他運用修正が行われており、E129系の増備でE127系の運用範囲が狭まり、越後線、弥彦線でのE127系の運用がなくなった模様です。
奈良線では103系2編成が定期運用終了
一方、関西地区に残る103系のうち、奈良線で運用されていた4連×2本が、2022年3月改正で運用終了となっています。
関西地区では、おおさか東線に残る201系が定期運用を終了することは早くから発表されていましたが、103系については改正後の運用については発表はありませんでした。
しかし、改正前日となる2022年3月11日に、車内放送において103系の運用終了が告げられたということで、こちらに関してもファンの混乱を避けるためにあえて広報を控えたものと見られます。
103系は試作車が登場した1963年(昭和38年)から1984年(昭和59年)の間に3447両が新製され、1形式としては日本最多製造数を誇り、かつては東京や大阪なら「どこにでもいる電車」でしたが、すでに首都圏からは引退。関西地区では今改正より奈良線での運用がなくなり、定期運用が残るのは和田岬線の6連1本、加古川線の2連×8本、播但線の2連×9本の40両を残すのみとなりました。
また、九州地区に投入された1500番台も3連×5本を残すのみとなり、これを合わせても総勢力は55両まで減少しています。
国鉄が分割民営化されてから今年で35年を迎えますが、いよいよ国鉄型車両の終焉が見えてきたようです。