トワイライトエクスプレス 新旧商品

   トワイライトエクスプレ瑞風と言えば、今更説明するまでもありませんが、2017年からJR西日本が運行しているクルーズトレインの一つで、京都・大阪駅を起点に西日本を巡るコースで運転されています。

 私も遅まきながら先日初めてお目にかかりましたが、独特の動力音と先代譲りのダークグリーンは、ステンレス製の銀色と軽量化で重厚感に欠けるものが多い昨今の車両の中で、強い存在感を放っていました。

   

   ただ、ある年代より上のファンにとっては、先代のイメージも強く残っているでしょう。ダークグリーンの車体も、今となっては見慣れた感もありますが、登場当時は相当にインパクトのある車体色でした。

   この24系トワイライトエクスプレスは、1989年に登場しました。この前年には青函トンネルと瀬戸大橋が開通、日本列島がひとつに繋がり、「一本列島」なんて言葉も登場しました。首都圏から北海道を結ぶ寝台特急北斗星がバブル景気にも後押しされて好調を収めたことから、関西からも同様の列車を設定することになったのです。 

   登場当初は電源車を含む9両編成で、展望スイートのあるスロネフ25を両端に2両連結していましたが、第2編成登場時に両編成とも電源車と反対側に1両となりました。しかし、トワイライトエクスプレスの象徴であるスイート、ロイヤルを備えたA寝台車が各1両しかなく、好評に応えるかたちで1991年までにA寝台車を増結して10両編成となりました。また、同年には第3編成も落成し、繁忙期は毎日運転、それ以外は週3便の運行となり、編成、運行形態とも基本的には2015年の運行終了まで続く基本スタイルができあがりました。

 大阪発昼前後→札幌着午前、札幌発午後→大阪着昼前後というダイヤは、細かな変化はあったもののほぼ25年間維持されました。1,500㎞を20時間以上かけて走り、所要時間では遠く飛行機に及ばないものの、乗ることを楽しむ、時間をかけることを楽しむという、現在の瑞風にもつながる新しい旅行スタイルを生み出すことになりました。

 予約の取りにくさからプラチナチケットとも呼ばれていましたが、旅行代理店のツアー貸し切り列車などで運行される際は余裕のあることも多かったようです。

   列車としての人気は続いていましたが、長距離走行ゆえの老朽化は進み、とくに食堂車スシ24は、485系食堂車のサシ481からの改造で車齢40年を超えたこと、北陸新幹線の開業で北陸本線が経営分離されることなどから、2015年3月のダイヤ改正で廃止となりました。

 

 さて、この87系ことトワイライトエクスプレス瑞風ですが、商品で先行したのはTOMIXで、9月にTOMIXから発売予定です。

 試作品の展示は既になされていますが、レイアウトで並べたときにどこまで重厚感、高級感を再現できるのか、大変興味深いですが、JRの公式サイトと見間違わんばかりの特設サイトまで立ち上げるこの力の入れようからも、並々ならぬ熱意が伝わってきますね。

 

 肝心の商品ですが、10両フル編成で税込51,840円と、実車同様高値の華となりそうな予感です(実際の販売価格は30,000円台からとなりそうですね)。

 

 ご予約はこちらからどうぞ。

TOMIX Nゲージ 限定 87系 TWILIGHT EXPRESS 瑞風 セット 10両 97912 鉄道模型 ディーゼルカー

 

 初代トワイライトエクスプレス 複数編成揃えておられる方も多いようですね

TOMIX Nゲージ 限定 EF81 ・ 24系 トワイライトエクスプレス ・ 登場時 セット 10両 97903 鉄道模型 客車

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