建設始まったKATOの新工場

  埼玉県某所で、KATOの新工場の建設が始まったそうです。

  KATOと言えば、日本だけでなく世界でも認められた鉄道模型メーカーです。

 

   日本の鉄道模型市場は年間におよそ150億円とも言われ、そのうちの8割がNゲージだそうです。また、このKATOとTOMIXの2大メーカーでも、市場の8割を占めていると言われています。

   

   鉄道模型の本場であるヨーロッパへ向けても、日本メーカーによる売り込みも本格化しているようです。ヨーロッパでは、実はNゲージのシェアは低く、2割程度。ヨーロッパで鉄道模型といえば、一般的にはHOゲージなんだそうで、世界最大といわれるハンブルクの鉄道模型テーマパークも、HOサイズで作られています。これは住宅事情の差とも言われていますが、近年は手頃なNゲージも普及しつつあるそうです。

 

   本場への殴り込み、ではありませんが、日本製の鉄道模型もクオリティの高さから好評を得ているようです。もともと海外モデルなどを多数扱ってきたKATOですが、今後海外への売り込みも力を入れていくようで、日、英、独3カ国語のサイトもオープンしたそうです。新工場もその意気込みの表れでしょうね。頑張れ、日本メーカー。

 

   ところで、Nゲージユーザーの皆さんなら、「Nゲージの縮尺は何分の1?」と聞かれると、即座に「150分の1」と答えるでしょうが、実はこれ、日本だけの話。世界的には、Nゲージは160分の1として認識されています。線路幅9mmは変わりませんが、ヨーロッパは大部分標準軌の1435mm、対する日本のJRは、大部分が狭軌の1067mmという所が影響しているようです。

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