2023年春 JRダイヤ改正の発表・実施日は? わかっている内容のまとめ 12/16追記

社会

2022年12月16日にダイヤ改正の概要が発表されました。よろしければ「2023年JRダイヤ改正を発表 実施日は3月18日」もご覧ください。

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2023年春 JRグループダイヤ改正 実施や発表はいつ?

JRグループでは毎年3月にダイヤ改正を実施していますが、その内容について噂される時期となってきました。

例年の傾向によれば、春のダイヤ改正の発表は12月の第三金曜日にされることが多く(まれに曜日配列で第二金曜となった年がありました)、2022年3月改正の発表は2021年12月17日金曜日、2021年3月改正の発表は2020年12月18日金曜日(北海道のみ一足早く12月9日)でした。

この例にならうと、2023年春のダイヤ改正の発表は、2022年12月16日金曜日が可能性として高そうです。

また、改正実施日は、JR九州が3月に改正を行うことを発表しているため、例年通り3月中にダイヤ改正がありそうです。いつもの年に倣えば改正日は3月中旬の土曜日となっていること、東急電鉄が3月18日にダイヤ改正を発表していることから、2023年改正は3月18日土曜日の可能性が高そうです。

新しい情報があった場合は、随時追記していきます。

なお、毎年のことながら、本ブログでは推測や噂、個人的な予想については取り扱わず、公式発表や報道機関の情報と、そこから読み取れる内容をお知らせします。

2023年春JRグループダイヤ改正 わかっていることのまとめ一覧

JR東海・西日本・四国・九州 指定席特急料金に「最繁忙期」を設定

JRグループにかかわることとしては、JR東海・西日本・四国・九州の4社で、特急料金の体系に最繁忙期が追加されます。

JR東日本と北海道新幹線では2022年3月から導入されており、これによりJR北海道以外の5社で指定席特急料金が従来の3段階から4段階に変更となります。

今回導入する4社では、ゴールデンウィークやお盆、そして年末年始に、これまでの繁忙期に加えて「最繁忙期」を設定。この期間の指定席特急料金は従来の繁忙期よりさらに200円増しとなり、最も安い閑散期との差は600円となります。また、グリーン料金も同様の扱いになります。最繁忙期が値上げとなる一方で、閑散期が拡大されます。JR各社では、これにより乗客が分散することを期待しているということです。期間の設定は毎年見直しされるということですが、設定初年となる2023年は各社によって設定日が違い、例えば2023年4月27日はJR東日本では最繁忙期、JR西日本では閑散期となります。

こちらは2023年4月1日より実施され、ダイヤ改正と同時かどうかはわかりません。

JR北海道 新型車両737系が登場 キハ183系は運用外れる

JR北海道では、新型車両737系が製造されます。

2両編成で、JR北海道の電車としては初のワンマン対応となります。投入区間は室蘭本線室蘭―苫小牧で、13編成26両が投入され、この区間で運行されているキハ143を置き換えます。

また、長年北海道の特急列車に運用されてきたキハ183系が運用を外れる見込みです。2022年現在は石北本線の特急『オホーツク』『大雪』で使用されていますが、キハ283系に置き換えられます。2022年中には『ノースレインボーエクスプレス』も引退が決まっており、1979年(昭和54年)より長きにわたって活躍したキハ183系の運用がすべて終了します。

この他、2019年に作成された中期計画では、2023年までに快速『エアポート』の733系への更新、7両編成化について触れられていましたが、コロナ禍前の計画であり、その後の続報はありません。

ダイヤ改正と同時かは明らかにされていませんが、2022年度末をもって留萌本線石狩沼田―留萌が廃止となります。

JR東日本 上越新幹線をE7系に統一 京葉線・田沢湖線に新駅開業

上越新幹線では、E2系が運用を離脱、E7系に統一されます。これにあわせ、架線の強化、防音壁や防音版の設置などの改良工事が行われ、最高速度が240㎞/hから275㎞に向上します。これにより、東京―新潟で最大7分程度の所要時間短縮が見込まれています。

上越新幹線では、E7系に統一されることにより所要時間が短縮される Wikipediaより

京葉線では、新習志野―海浜幕張に幕張豊砂駅が、田沢湖線では盛岡―大釜に前潟駅が開業します。

JR東海 HC85系を増備 『南紀』にも拡大 バリアフリー推進のため運賃値上げ

キハ85系の後継として製造されたHC85系が増備されます。

2022年7月から名古屋―高山の『ひだ』2往復で運用を始めたHC85系は、2022年12月からは追加投入により名古屋―高山3往復と名古屋―富山1往復での運用を始めることとなっていますが、JR東海のグループ会社である日本車両によると、2023年3月期までに58両(2024年3月までにさらに6両)が納車される予定となっています。

HC85系
HC85系は、2024年度末までに64両の投入が予定されている 車両の置き換えに伴い、大阪発着の『ひだ』の去就が注目されているが、岐阜県の地元新聞は「大阪乗り入れも検討中」と報じており、存続の可能性もある JR東海では引き続き315系の投入が予定されており、JR第一世代の車両の置き換えが本格化している Wikipediaより

また、報道によれば『南紀』にも投入される予定とのことで、早ければ2023年3月改正でキハ85系の運用が終了か、あるいは大幅に削減される可能性があります。また、現在1往復設定されている大阪発着への充当も検討されていることが伝えられています。

2023年3月から、バリアフリー化の費用捻出のため、鉄道駅バリアフリー料金制度を利用し運賃の値上げが順次行われます。2023年に対象となるのは東海道新幹線で、まず3月に東京、品川駅での乗降、4月からは京都、新大阪駅での乗降が対象となり、10円の値上げとなります。2024年3月には東海道新幹線を含む名古屋近郊が対象となる予定で、JR東海が運賃を値上げするのは民営化後初めてとなります。

JR西日本 うめきた新駅開業、『はるか』『くろしお』とおおさか東線が乗り入れ 

大阪駅北側で建設が進められてきた北梅田駅(仮称)、通称「うめきた」が開業します。

これは、新大阪から大阪環状線を結ぶいわゆる梅田貨物線を地下化し新駅を設置するもので、制度的にも大阪駅と同一駅となります。開業後は現在このルートを使用している『はるか』『くろしお』とおおさか東線が大阪駅を発着することとなります。

なお、うめきた新駅は将来的にはなにわ筋線と接続、この路線を通してJR、南海の乗り入れが予定されている他、阪急十三方面の延伸も計画されており、2面4線の構造となります。また、特急を始め様々な仕様の車両が乗り入れることから、可動式のホームドアが設置されるなど話題となっています。

うめきた新駅
建設の進む通称「うめきた」エリア もともとは梅田貨物駅が広がる場所だったが、この20年ほどで様変わりした 将来的にはなにわ筋線の開通により、関空までのアクセス列車も乗り入れる予定 Wikipediaより

うめきた新駅には、『はるか』が上下各30本、『くろしお』が上下各18本が停車し、大阪ー関西空港の所要時間が平均で20分短縮されます。

また、現在新大阪止まりのおおさか東線が、うめきた新駅へ乗り入れます。

山陽新幹線では、岡山―新下関で認められていた新幹線と四国を含む在来線特急の乗継割引が廃止となります。また、一部に設定されていた割安なB特急料金が廃止され、A特急料金に統一されます。いずれも実質的な値上げとなり、区間によっては航空機やバスに苦戦を強いられる例も出てくる可能性があります。乗り継ぎ割引の廃止は2023年4月1日からと発表されており、ダイヤ改正と同時かどうかはわかりません。

奈良線では、2001年から進められてきた第二期複線化工事が完成し、京都ー城陽20.2kmと山城多賀ー玉水2.0㎞が複線となり、すでに複線化された区間を合わせ路線全体の複線化率が64%となります。ただし、完成時期は2023年春頃となっており、春のダイヤ改正と同時なのかはわかりません。また、JR西日本は事業計画書の中で、今回の複線化は列車の増発ではなく過密ダイヤの解消が目的としており、抜本的な運転の見直しや増発はなさそうです。

岡山地区へは、新型車両の227系が投入されます。ただし、投入時期は2023年度以降順次となっており、ダイヤ改正と同時に運行が始まるかはわかっていません。

2023年4月には、京阪神地区で運賃の値上げが行われます。JR西日本が運賃の値上げを行うのは、民営化後初めてです(詳しくは「JR西日本が京阪神で運賃値上げ 私鉄との「逆転現象」に変化」もご覧ください)。

この他、JR西日本では2024年春に北陸新幹線の敦賀開業が控えおり、それまでは大きな動きはない可能性が高そうです。

JR四国 本州乗継割引の廃止と運賃値上げ

JR四国では、先にも述べた通り山陽新幹線とJR四国内の特急列車の乗継割引が廃止されます。『サンライズ瀬戸』と四国内特急列車の乗継についても、割引廃止となります。

また、2023年4月1日よりJR四国の運賃・料金が改訂されます。改定率は平均で12.8%で、初乗りは170円から190円となります。消費税の転嫁を除くと、値上げは1996年以来となり、民営化後2回目の値上げとなります。

JR九州 九州新幹線のダイヤがわかりやすく

JR九州では、九州新幹線の博多発のダイヤが見直され、日中の発車時刻が統一されてわかりやすくなります。この一方、夜間帯の列車の一部が削減されます

JR九州では、2022年9月に西九州新幹線開業に伴うダイヤ改正を実施したばかりであり、在来線で大きな変化がある可能性は低くなっています。

885系
西九州新幹線の開業に合わせた輸送体系の変化により、長崎県は振り子式の885系の投入による所要時間短縮に期待して14億円を投じて佐世保線の改良を行い、接続改善を試みた しかし、JRから示されたダイヤでは平均所要時間が2分伸びるというもので、長崎県や佐世保市が強烈な不快感を示したため、JR九州は発表後にダイヤ変更を行うという異例の対応となった JRが地域や恩を大事にしないのは全国共通のようだ Wikipediaより

ただし、報道によれば長崎地区を中心に新しいダイヤに対する不満が高いとされており、何らかのテコ入れが行われるかもしれません。

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