釧網本線の一部不通区間が運転再開 札沼線は今日4月17日に廃止繰り上げ

社会
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災害で不通の釧網本線が全線運転再開へ

不通になっていた釧網本線の東釧路-緑の運転が、今日4月17日夕方より再開されます。一番列車は釧路17:32発の摩周行となります。

釧網本線は、釧路と網走を結ぶ162㎞の路線で、車窓からは雄大な釧路湿原を望むことができたり、冬には流氷をまじかに眺めることができたりする道内でも屈指の観光路線です。このため、古くからSL列車や流氷観光列車などが運転されてきました。一方で地域輸送量は極めて小さく、2018年度の輸送密度は380人に留まっており、2016年には、JR北海道の「自社単独では老朽土木構造物の更新を含め『安全な鉄道サービス』を持続的に維持するための費用を確保できない線区」とされ、今後の在り方についての検討対象とされています。

車窓から流氷と知床連山を眺める
撮影:鉄道模型モール制作室

まさに風前の灯といった感じの釧網本線ですが、低気圧接近による降雨や気温上昇による雪解けの影響で、線路冠水、土砂流入、路盤流出により2020年3月10日から運行を見合わせていました。

表示されない場合: 低気圧通過に伴う列車への影響について

利用状況が芳しくないことから、災害で大きな被害を受けるとそのまま廃線になってしまう恐れもあり、地方路線が被害を受けると毎回ひやひやさせられますが、3月12日よりまず北側の網走―知床斜里が1往復で復旧、4月1日より区間を限って代行バスの運行を開始しました。4月8日より知床斜里―緑が運転を再開し、残る釧路―緑も今日4月17日に復旧、これで全線運行再開となります。同時に被害を受けた根室本線も3月18日に運行を再開していることから、この災害で被害を受けた区間は全て運行を再開しました。コロナウィルス関連で世の中が混乱する中、公共交通機関を維持するため日夜作業をしていただいている方々には大変感謝の気持ちでいっぱいです。

札沼線最終運行は今日へ繰り上げ JR北海道「記念乗車や撮影は控えて」

一方、今年5月6日限りの運行で廃線が予定されていた札沼線の北海道医療大学前-新十津川について、コロナウィルスによる緊急事態宣言発令を受け、4月17日限りで運行を中止することが、4月15日に発表されました。もともとコロナウィルスの影響で、最終運行日を4月27日とし、ラストランイベントも沿線4町に限ったものに縮小される予定でしたが、今回さらに繰り上げられることとなりました。なお、JR北海道は今般の情勢を踏まえ、「緊急事態宣言により対象地域を中心に外出自粛の要請が出ていることを十分にご理解いただき、町外からのご乗車、来駅、沿線での写真撮影等をお控えくださいますよう、重ねてお願い申し上げます」とのコメントを発表しています。

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