2020年夏の臨時列車情報 発表はいつ? コロナの影響どこまで

社会
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夏の臨時列車の発表 例年は5月第三金曜日

本来なら春休みも終わり、そろそろ夏の旅行の予定を考える時期になりました。鉄道界でも夏は数多くの臨時列車が設定され、1年のうちで話題やボリュームが最も大きい季節です。本ブログでも、「夏の臨時列車」や、設定が気になる『ムーンライトながら』などという検索ワードでいらっしゃる方が早くも増えており、その注目の高さが伺えるところです。

この数年の傾向を見ると、夏の臨時列車の発表は5月の第三金曜日にされており(昨年は5月17日金曜日でした)、この例では今年は5月15日ということになります。

残念なお知らせが続く鉄道界

しかしながら、今年は例年とは事情が大きく異なります。いまさら言うまでもありませんが、新型コロナウィルスが猛威を振るっており、残念ながら終息の気配を感じることはできません。

JR東日本は、4月8日(水)~10日(金)の山手線の利用客数が、前年の6割減となったことを発表しました。時期的には緊急事態宣言が出された直後に当たり、これに続く11日(土)~12日(日)には、同85%減、新幹線は92%減となりました。

状況は各社も変わらず、JR東海や西日本は予定していた春の臨時列車の運転取りやめが発生しているほか、JR四国、九州では定期列車の削減も行われています。

この様な中で、各社のクルーズトレインは概ね5月いっぱいの運休が決まっており、5月デビュー予定だった『WEST EXPRESS銀河』の運転開始も当面延期されることが発表されました。

観光列車や行楽列車の運休はともかく、このまま行動の自粛が続くと、特に高校生の通学定期に頼ることが大きい地方鉄道、第三セクター鉄道などは、その存続に関わる事態も発生することが予想されます。

どうなる夏の臨時列車

現在の世界や日本の情勢から、今後数か月で状況が好転する可能性は低いことから、夏の臨時列車についても大きな影響が出ることが予想されます。特に長距離の移動を伴う帰省や行楽は、感染拡大の原因となることも考えられ、自粛対象となる可能性が高いと思われます。

この様な中で、夏の行楽のことを考えること自体が不謹慎かもしれませんが、明るい話題や希望も必要と考えます。個人レベルならともかく、鉄道会社としても準備しないわけにはいきません。計画自体は進められているでしょうが、いい話題が出てくるかは微妙なところです。去就の注目される『ムーンライトながら』などは、そのままフェードアウト・・、なんてことも最悪考えられます。

しかし、可能性は低いとはいえ、現在の自粛が実って感染が抑え込まれたり、劇的な薬の開発に成功したりして、夏ごろには感染が収まっているというケースもなくはありません。せっかくの復興ブームに水を差さないためにも、輸送力の大きな鉄道に寄せられる期待は大きなものになりますから、夏の臨時列車の予定を立てないわけにもいかないでしょう。

このような状況から、ひとまずは例年通り夏の臨時列車の予定として設定、発表されるのではないでしょうか。あくまで予定、ということで、実際の運転や切符の販売は、直前の状況を見て判断する、となると考えられます。

石炭の供給が不安定だった終戦直後、一部の長距離列車は臨時列車扱いとされ、時刻表にも掲載されるものの「石炭のある日のみ運転」という時代がありました。戦争と疫病と、事情は違えど全国民を巻き込んだ非常事態で先が見通せない、という点では両者は共通する点があるのかもしれません。そして、1日も早く混乱が落ち着くことを祈っています。

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