新幹線の特大荷物スペース付き座席の予約始まる 無料だが自由席は利用不可?

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特大荷物スペース付き座席」の運用がスタート 予約のみで料金は不要

東海道・山陽・九州新幹線で5月20日より始まる「特大荷物スペース付き座席」の予約が、1か月前となる4月20日より始まりました。「 baggage160 」と名付けられたこのサービスを周知するため、4月20日より車内の該当スペースにステッカーを表示する他、テレビCMも始まります。JR各社では、近年外国人観光客などが大きな荷物を持ち込むケースが増えたためなどとしており、 5月20日以降は縦・横・高さの三辺合計が160㎝を超える荷物を車内に持ち込む場合、事前の予約が必要となります。

JRの営業規則では、車内に持ち込める荷物は縦・横・高さの三辺合計が250㎝まで(最大辺が200㎝以内に限る)とされており、旅客はこれらの荷物を1人2個までは無料で持ち込めるとされてきました。しかし 「baggage160」のスタートにより、東海道・山陽・九州新幹線では、三辺合計が160㎝以上の荷物は予約制となるばかりか、予約なしに車内に持ち込んだ場合は手数料として1,000円が必要となります。なお、予約は無料です。

当初はベビーカーも予約制となっていましたが、さすがに社会的に非難を浴びたため、ベビーカーと楽器、スポーツ用品は対象外とされました。しかしながら、荷物スペースは予約優先となるため、 JR各社では特大荷物スペース付き座席を予約することを勧めています。

自由席には設定されず 特大荷物持ち込みは指定席が必須に

この特大荷物スペース付き座席は、例えば16両編成の『のぞみ』の場合、指定席の4~7、12、13号車の最後尾各5席、グリーン車8~10号車の最後尾各4席の合計42席となり、座席と背後の壁との間を専用の荷物スペースとして利用できます。また、『ひかり』の場合は32席、『こだま』の場合は22席または17席となっています。山陽・九州新幹線では、デッキの一部に鍵のついた専用ボックスも設置する予定で、こちらは2023年頃からの使用が予定されています。

なお、自由席には特大荷物スペース付き座席は設置されず、該当する荷物を持ち込む際は指定席またはグリーン車の利用が必須となります。これに伴い、全席自由席の『こだま』などでも、指定席が1両以上設定されることになりました。また、JR東海の案内では、特大荷物スペース付き座席の設定のない一部の列車には、該当する荷物を持っている場合は乗車できない、とされています。

なお、3辺合計が160㎝以下の荷物については、これまで通り予約なしで持ち込めるほか、3辺合計が250㎝を超える荷物は持ち込むことができません。

海外ではスーツケースは「当たり前」だが・・・

古くから鉄道による長距離旅行が盛んだったヨーロッパでは、スーツケースなど大型荷物を車内持ち込むことも珍しくありません。このため高速鉄道の車内には、大型荷物置き場が設置されていることがほとんどですし、在来線の特急列車でも座席への持ち込みは問題ありません(ただし、ホームが低いので車内に持って入るのが大変ですが・・)。デッキに設置されている場合もあれば、車内中ほどに設置されている場合もあります。ただし、治安上の問題から、座席まで持ち込む人も多いようです。日本ほど混雑もなく、列車の遅れにも寛容なヨーロッパと単純な比較はできませんが、このような事情が当たり前な海外からの観光客にとっては、余計な混乱を招く制度のような気もします。

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