構内のポイント その数28基 複雑怪奇な配線の大和西大寺駅でリニューアルが進行中

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奈良市 大和西大寺駅がリニューアル

奈良市にある近鉄の大和西大寺駅で、建設の進められていた橋上自由通路が4月19日に開通することが、近鉄と奈良市から発表されました(トップ画像は奈良市の発表より)。大和西大寺駅は1日48000人が乗降する奈良市内有数のターミナル駅ですが、駅前広場をふくめて手狭でバリアフリー化も困難なため、2000年代以降商業施設の開設を含む大規模なリニューアルが行われてきました。自由通路の開設はその一環で、歩行者はもちろん自転車での通り抜けも可能となります(自転車は降りて通行)。駅のすぐ北側には構内を通る踏切があり、開かずの踏切として有名でしたが、今回の自由通路の開通で大きく人の流れが変わることが予想されます。

近鉄と奈良市では、先端技術を活かし、マルチディスプレイを使った情報提供や、案内ロボット、障害者見守りシステを導入する「近未来ステーション構想」として引き続き整備を行い、2021年度中の工事完了を目指しています。

平面交差に車庫、留置線 ポイント28基の複雑配線

大和西大寺駅は、3面5線の規模を持つ比較的規模の大きな駅で、特急列車をふくめた全列車が停車します。東西に伸びる近鉄奈良線に、北から京都線、南から橿原線が交差し、さらに駅南側には留置線や車庫まであって、それが全て平面交差というカオスぶりです。

従って、駅構内の配線は必然的に複雑なものになり、隣接する車両基地を除いてもポイントは28基あります。20mの大型車両がくねくねと曲がりながら駅に進入する光景が1日を通して見られます。

大和西大寺駅配線図
Wikipediaより

また、奈良線(奈良方面)-京都線、京都線-橿原線は相互に直通する他、各方面の当駅止まりや始発列車、車庫への出入庫列車、ホームでの増解結など、一日中賑わいが絶える事はありません。 1日の乗降客は48000人ですが、通過人員は延べ14万人とも言われています。

駅南側 左側は奈良方面、右側は左2線が車両基地、右2線が橿原神宮前方面
駅北側 左が大阪難波方面、右が京都方面

駅北側(正確には駅構内)にある菖蒲池8号踏切は、奈良線、京都線が横切り、1日の通過本数は600本に上ります。一方で通過する自動車は1日3000台、歩行者も3000人を超え、ピーク1時間当たりの遮断時間は40分に上る奈良県有数の開かずの踏切です。奈良県、奈良市、近鉄では、根本的な問題の解決に向け2017年に 大和西大寺駅周辺の渋滞問題を抜本的に 解消するための連携協定を結びました。翌年には奈良県、奈良市から高架化案が提出され、今後協議が進められる予定です。

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