2021年ダイヤ改正 JR北海道も減便へ 『大雪』全便臨時化など 札幌圏も減便

社会
スポンサーリンク

アマゾン タイムセール

人気の商品が毎日登場。

タイムセール実施中

スポンサーリンク

アマゾン タイムセール

人気の商品が毎日登場。

タイムセール実施中

「減便の春」到来か 2021年改正はJR北海道も減便へ

JR北海道は、2021年春に予定されているダイヤ改正について、利用実態を踏まえた減便を含めたダイヤの見直しを計画していることを明らかにしました。ダイヤの見直しは、長距離の特急列車や札幌都市圏を含めた全道の路線が対象となる見込みです。

JR北海道の発表によれば、新型コロナウィルスで利用が大きく落ち込み、2021年3月の決算では400億円程度の減収が見込まれています。今後も短期的には回復が見込まれないことや、新しい生活様式の普及で出張や夜間の利用が減少していることから、利用が少ない列車を中心に減便や臨時列車化、減車を行い、運行にかかる経費を削減したい考えです。

2021年のダイヤ改正を巡っては、すでにJR九州が減便を含めたダイヤの見直しを発表していることを始め、JR東日本、JR西日本も首都圏、京阪神で終電の繰上げを行うなど、全国的に運行計画の縮小が計画されており、「減便の春」が到来しそうです。

長距離列車 旭川―網走の『大雪』が全便臨時列車に

JR北海道の発表によれば、旭川―網走で運行している特急『大雪』は、現在の定期4本がすべて臨時列車化されます。運転日は年間50日程度の運休が予定されており、主に閑散期の運休となるようです。なお、札幌―網走の特急『オホーツク』は現在の4本が維持されます。

この他、函館―札幌の特急『北斗』のうち夜間2本の運転を取りやめたうえで定期24本から定期20本+臨時2本とし、夜間帯における保守作業の効率化にも貢献します。また、札幌―旭川の『ライラック』『カムイ』が定期48本から定期40本+臨時4本に、旭川-稚内の『サロベツ』が定期4本から定期2本+臨時2本となります。

列車名現行2021年改正
北斗定期24本定期20本+臨時2本(年間30日程度運休)
オホーツク定期4本定期4本
大雪定期4本臨時4本(年間50日程度運休)
ライラック・カムイ定期48本定期44本+臨時4本(土休日、繁忙期などを中心に運転、年間230日程度運休)
宗谷定期2本定期2本
サロベツ定期4本定期2本+臨時2本(年間30日程度運休)
2021年ダイヤ改正 運行見直しとなる特急列車
※おおぞら・とかちについては発表がなく、現在の運行体制が維持されるものと見込まれる

この他、7両編成で運行している『北斗』と6両編成で運行している『おおぞら』は5両編成に減車となります。

札幌都市圏も対象に 地域輸送の見直し

地域輸送では、「全体的な利用の減少」により札幌都市圏で10本程度の減便が計画されています。これとは別にさらに土休日には10本程度が削減される見込みので、一部報道では快速『エアポート』も早朝夜間についての見直しについても触れられています。

札幌都市圏以外では、函館本線の滝川-旭川、留萌本線の深川-留萌、石北本線の新旭川-網走)、宗谷本線の旭川-名寄間、根室本線の滝川―帯広において、利用の少ない列車の見直しが行われます。

この他、極端に利用の少ない36駅についてその存続について地元自治体などと協議中であり、このうち18駅程度が2021年改正で廃駅となる見込みです。

これらの見直しの結果、運行の見直しで年間5億円、廃駅による管理費の減少が5000万円の5億5000万円の収支改善を見込んでいるということです。

タイトルとURLをコピーしました