新幹線も在来線も減便…JR各社が運転規模縮小 コロナウイルスによる利用減少が顕著に

社会

※本記事は、3月19日現在の情報を基に執筆しています。その後の社会情勢の変化により、内容は変更されている可能性があります。

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コロナウイルスの影響続く 九州では合計670本が運転取りやめ

コロナウイルスの影響で、JR各社の運転取り止めや減便が続いています。発表によると、各社とも3月の新幹線利用客数が半減し、2月よりも影響は深刻なものになっています。このため、各社とも運転予定だった臨時列車を中心に運行を取り止める列車がある他、九州、北海道や四国では定期列車の運休、減車も発表されています。

最も縮小規模が大きのはJR九州で、3月20日~4月5日までの減量ダイヤが発表されています。 ハウステンボスの営業縮小を受け、『 ハウステンボス』が定期・臨時合わせ282本全列車が運休します。これに『ソニック』定期列車136本の運休が続き、『にちりん』が定期・臨時合わせ95本が運休、51本が区間短縮となります。この他、D&S列車の『かわせみ・やませみ』『A列車で行こう』の一部など、合計670本が運転取りやめ、92本が区間短縮されます。

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期間中全列車の運休が決まった『ハウステンボス』 Wikipediaより

また、これとは別に『ななつ星』も、4月14日出発までの運休が決まっています。

東海道・山陽・北陸新幹線 乗客は昨年の半分以下で減便ダイヤ

JR東海は、3月1日~9日の東海道新幹線の利用客数が前年比56%減であったことを明らかにしました。在来線特急も同53%の減少で、JR東海も「想像以上の減少」であったとしています。これを受け、JR東海は3月19日~31日に運転予定だった臨時『 のぞみ』合計192本の運転を取りやめました。

またJR西日本は、3月1日~14日の山陽新幹線の利用客数が昨年比54%減、北陸新幹線が同56%減であったことを発表しました。この他、在来線特急の利用客数が同57%減、京阪神地区でも同34%減となりました。さらに、時差通勤などの効果として朝ラッシュで10~15%程度の利用客の減少が見られるということです。

このため、3月19日~31日まで運転予定だった臨時列車のうち、山陽新幹線『 ひかり』30本、在来線の『 サンダーバード』『 くろしお』12本の運転を取りやめます。また、トワイライトエクスプレス『 瑞風』も、3月いっぱいの運休を決めています。

減便ダイヤにいち早く言及したJR北海道 新幹線は前年比80%減

JR北海道は、3月2日~8日の利用状況を公表しました。北海道内の主要区間の特急利用客数は前年度の30%、北海道新幹線の利用客数は同20%に留まり、このまま回復しなれければ、収入への影響額は3月だけで33億円に達する見込みです。

このため、JR北海道はいち早く減便ダイヤについて言及していましたが、3月23日より第一段階として『カムイ』10本/日、『すずらん』6本/日の減便を発表しました。4月6日からはさらに『北斗』『とかち』をそれぞれ4本/日減便する他、『北斗』『おおぞら』の減車も行われます。

今改正から大幅な増発を行った『エアポート』についても、同期間の利用は前年比48%と、大幅な減少となっています。

定期普通列車にも運休が発生

JR四国では、3月1日~15日までの間、瀬戸大橋線の利用客数が前年比55%、高松、松山、徳島、高知といった主要駅でも昨年の半分以下となっています。このため、3月の運輸収入は昨年の40%程度にとどまる見込みで、3月24日~31日の間、一部列車の運転を取りやめます。

JR四国2000系・宇和海号

一部運休となる2000系『宇和海』 Wikipediaより

具体的には、予讃線や高徳線、徳島線の特急8本/日の他、通勤・通学時間帯以外の普通列車31本/日が、運転取りやめまたは区間短縮となります。

さらに、 『伊予灘ものがたり』 など観光列車も、3月31日まで運休となりますが、『サンライズ瀬戸』の琴平延長運転は予定通り実施されます。

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