Googel Map上に電車のリアルタイム位置が表示されるように
Google map上に、電車のリアルタイムな位置が表示されるようになりました。
対象となるのは首都圏のJR線と東京メトロ・東京都営地下鉄の路線で、情報の表示には、世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を訪日外国人、障碍者、高齢者を含む誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指すアプリケーションを募集する、「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」において提供されているデータを活用しています。
また、Googleの説明によれば、「世界各地のユーザーから報告されるロケーション履歴を、線路の場所に関する情報と組み合わせて、移動中の電車を検出します。検出された電車を、公開された運行予定と照合して、次の駅に到着する時刻を予測します。このデータは、電車のリアルタイムの現在地と出発時刻および到着時刻の形式で、Google マップのユーザーに提供」しているということで、通常のダイヤのみならず遅れ時間も反映して表示されるようです。
すでに東京都営バスでは夏ごろから実用化されており、出発地と到着地を入力して経路検索すると、乗車するバスの現在位置が表示される機能が備わっていました。
実際の表示画面は? リアルタイム、と言っても駅間は表示されず
さて。実際のGoogle map上の表示画面は、以下のような感じで電車の現在位置が表示されます。
出発地と目的地を入力して経路検索をすると、乗車すべき電車が今どの位置にあるのかが地図上に表示されます。詳細画面では電車のダイヤの他、混雑状況も表示されます。
特定の駅を地図上で選択すると、その駅に発着する路線のうち、リアルタイム位置情報提供路線のすべての路線で、その駅に到着する列車の現在位置が表示されます。
ただ、リアルタイムと言っても位置情報を確認できるのは駅の到着、出発に頼っている様子で、GPSでたどるように本当の現在位置を確認できるわけではありません。従って、画面を見ているとある駅に停車していた電車が急に次の駅へ移動します。また、快速などの場合は、発車1分前になってもまだはるか前の停車駅にあることになっています。